京王8000系 床下機器

久しぶりの更新です。
やはり年度末・年度初めは忙しいですね。
昨年中古で入手した京王8000系の床下機器を製作し始めて半年近く経ってしまいました・・・・
ようやくまとまりました!
京王8000系は旧ロッドのキットに付属していた機器はVVVFが大きすぎてお腹を擦るサイズでしたし、最近再生産になったキットには、西武6000系の機器が代用されています。
西武6000は雰囲気はいいのですがやっぱり違います。
最近では6+4分割編成の貫通化に伴う機器変更等、床下機器もバリエーションに富んでいるようなので、昨年末から実車の撮影をしながらバリエーション展開して作ってみました。
※2015年12月から2016年3月の間に実車を観察した内容を元にこの記事を書いていますので、現状とは異なる場合もあります。
当初は6+4の初期編成を作るつもりで床下機器のデータ作成を始めたんですが、色んなバリエーションを見ているうちに他の編成も作りたくなってきてしまいました。。。。
さて、運転会用にどれを使おうか・・・・
今回の機器はGM製用を想定して作っていますが、皆様の工作材料にお役立て頂ければ幸いです。
DMMには以下10種を公開しました。
~10両編成用~
・初期4+6分割仕様(ATC搭載前) → http://make.dmm.com/item/501944/
・6+4固定化仕様 → http://make.dmm.com/item/501950/
・貫通化工事(HS20形コンプレッサー)仕様 → http://make.dmm.com/item/501952/
・貫通化工事(RWS20J形コンプレッサー)仕様 → http://make.dmm.com/item/501954/
・貫通化工事(RWS20J形コンプレッサー・レール塗油器装備)仕様 → http://make.dmm.com/item/501956/
~8両編成用~
・標準現行仕様 → http://make.dmm.com/item/501958/
・SIV更新(8032F)仕様 → http://make.dmm.com/item/501960/
・SIV更新・レール塗油器装備(8031F)仕様 → http://make.dmm.com/item/501962/
・日立/東芝製VVVF装置搭載試験(8030F)仕様 → http://make.dmm.com/item/501964/
・日立製VVVF装置統一搭載(8030F)仕様 → http://make.dmm.com/item/501968/
<取り付け例>


VVVF装置の網目の綺麗に表現されていますし、コンプレッサー周りもつぶれる事無く表現されていて、サイズも丁度いい感じに仕上がりました。
下地材を吹きすぎて一部で網目表現がつぶれてしまったので、下地処理¥はくれぐれも気をつけてください。
またDMMの仕様なのか、同じデータを使っても時々網目部分が一部つぶれているものがあります。
まあ、多少は仕方ないと我慢しないといけないのでしょうが・・・・
<取り付け方法>
造形費用を安くするために、機器の土台部分は厚み0.3mmに設定してあります。
そのままGM製の床板に取り付けると窪んでしまいますので、写真の様に1.5mm程度のプラ材などで床下部分くぼみを埋めてから
取り付ける事をお勧めいたします。


機器の厚みはGMの標準的なものと同様 3mm にしてありますので、少なくとも旧動力はそのまま取り付ける事ができます。
★向きについて
左側が山側 右側が海側
上が八王子側、下が新宿側として製作しています。
<各仕様の特徴>
・(10両)初期4+6分割仕様(ATC搭載前)
八王子側6両と新宿側4両に分割運用を行っていた頃の編成で、6と4の連結位置が現在と逆になっています。
VVVF装置の形状も6両と4両の各編成で異なっています。
先頭車にはATC装置が搭載されていません。

6両の山側 4両の山側 VVVF装置の網の形状が異なります。


海側のVVVFは同じ形状です。

先頭車にはATC機器が搭載されていません。

・(10両)6+4固定化仕様
6両と4両の連結位置を逆にし、中間に封じ込めれれた先頭車の一部機器を撤去した編成です。
先頭車にはATC機器が搭載れています。
現在中間に入った先頭車の中間車化改造が進行していますので、数年後には見られなくなる仕様です。
VVVF装置も、外側の形状が初期とは若干異なっています。

両端の先頭車にはATC機器が追加されました。

VVVF装置の網の形状が若干変更されています。山側・海側ともに同形状のようです。


・(10両)貫通化工事(HS20形コンプレッサー)仕様
中間に入った先頭車を中間車改造し、完全な10両貫通編成とした編成です。
SIVの更新は行ったものの、コンプレッサーの更新は行わずそのままHS20形を使用している編成です。
2016年3月時点で 8005F 8013F 8014Fが該当します。

SIVが新型に交換されています。

SIVが編成全体で2器構成になったため、M2車を中心に機器の配置変更・更新が行われています。

・(10両)貫通化工事(RWS20J形コンプレッサー)仕様
10両貫通化工事の第1弾で実施されたタイプの仕様です。
SIVの変更の他、コンプレッサーもRWS20J形に変更し、搭載個数も編成全体で2個とされたため、床下の見た目がずいぶん大きく変わって編成です。
2016年3月時点で 8003F 8008F 8011F が該当します。

コンプレッサーがHS20から 箱型のRWS20Jに変わったため、床下の印象が大きく変わりました。

・(10両)貫通化工事(RWS20J形コンプレッサー・レール塗油器装備)仕様
基本的には上記RWS20J形搭載の貫通化改造編成と同一ですが、8008Fのみ海側の八王子方先頭車にレール塗油器を装備しているため、オイルタンクがついているのが特徴です。

・(8両)標準現行仕様
先頭車両にATC装置を搭載し、初期型のSIVを搭載している、現在の標準編成仕様です。

M2車に搭載されているSIV装置は10両編成車と容量が異なるため概観も若干異なっています。

・(8両)SIV更新(8032F)仕様
SIV装置を更新した編成で、2016年3月時点では8032F該当します。
※SIV以外は標準的な編成と変わらないようです。

外側に網の無い形状のSIV機器が使用されており、10編成の更新車用とも若干形状が異なります。

・(8両)SIV更新・レール塗油器装備(8031F)仕様
基本的には上記8032F用と同じですが、八王子方先頭車にレール塗油器が搭載されているのが特徴の編成です。

レール塗油器用のオイルタンクが搭載されています。

・(8両)日立/東芝製VVVF装置搭載試験(8030F)仕様
8030Fに 日立製・東芝製のVVVF装置を搭載し試験を行った編成です。
同一編成内に2社の機器が搭載されているのが特徴です。

デハ8030搭載 日立製のVVVF装置


デハ8130搭載 東芝製のVVVF装置


・(8両)日立製VVVF装置統一搭載(8030F)仕様
日立製VVVF装置に統一した8030Fの現在の姿です。

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